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「さささ」 2nd 商品開発
Japanese Wazarashi Brand「さささ 和晒ロール」をより便利に使いやすくする環境整備
「さささ 和晒ロール」は、「毎日のくらしで さささっと 使える」をコンセプトに開発した家事・掃除に便利な万能布です。既存の和晒業界にはこれまでなかったミシン目入り・ロールタイプの形状とし、現代の生活に取り入れやすい商品として提案しました。
2nd商品ラインナップでは、既に生活に取り入れている方にはさらに使いやすく、これからの方にはより始めやすいように商品を設計・開発しました。Insight
「さささ 和晒ロール」(以下、「さささ」と呼称します)は、2020年5月販売開始後、メディアへの掲載や本製品の取扱店舗も増えていました。その中で、使用後の和晒の扱いについての意見が多数寄せられていました。具体的なユーザーの声としては、使用した後の和晒をどこでどうやって干すのか、どのように収納すればよいか、適切な方法を知りたいというものです。「さささ」の事業では、和晒を使う環境整備も含めてプロデュースをしています。使いたい時にすぐ手の届くところにあるツールとして、ユーザーが日々の生活の中で「さささ」を用いる動線を想定し、棚や水回りに設置しやすい専用キッチンウェア(縦置きできる縦型スタンド、棚等にひっかけて使用できる横型ホルダー) を併せて制作しました。
2nd商品の開発にあたっても同様の考え方を軸にしています。弊社は、メーカーである株式会社武田晒工場とともに、「さっと、使う→洗う→干す→しまう→再び使う」サイクルを生み出す新しい商品ラインの開発に取り組み、和晒を生活により取り入れやすくするアイテムになるよう検討を重ねました。
Differentiation
2nd商品は、「さささ」をより使いやすくするための商品であると同時に、他商品との差別化を強固にするためのコンテンツでもあります。
使い捨てのキッチンペーパーやプラスチックラップに比べて、洗って繰り返し使える点が和晒の特徴です。セカンドラインでは、ユーザーの使用方法の悩みへの解決策を提示しながら、繰り返し使える便利でサスティナブルな商品であることを強く印象づけるものとしても機能しています。Product
2nd商品として開発したのは、初めて使う方に向けたお試し用の和晒、和晒を干して乾燥させるハンガー(3種)、収納できるストッカー(2種)の全6点の商品です。
これらの新しいアイテムによって、和晒を「さっと、使う→洗う→干す(ハンガー)→しまう(ストッカー)→再び使う」サイクルで繰り返し使えることを示しました。和晒スクエア(5枚入り)
和晒スクエア Box(8枚入り)
和晒スクエア Stocker(8枚入り)
和晒ハンガー Single(1枚掛け)
和晒ハンガー Double(2枚掛け)
和晒ハンガー Triple(3枚掛け)
さささ 和晒ロール 公式Webサイト
https://sa-sa-sa.jp/受賞
2021 Golden Pin Design Award(金點設計獎 2021)
https://www.goldenpin.org.twGOOD DESIGN AWARD 2020
グッド・フォーカス賞[技術・伝承デザイン]
https://www.g-mark.org/award/describe/50142?locale=jaグッドデザイン・ベスト100
https://www.g-mark.org/activity/2020/best100.htmlCREDIT
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Art Direction & Design:
Kei Maeda
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Photo:
Kei Maeda
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Produce:
LABORATORIAN Inc.
CLIENT
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Art Direction & Design: