LABORATORIAN

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    Stockpile Storage Box for Disaster Prevention

    インテリアに馴染む、防災のための備蓄品収納ボックス

    Insight
    日本は災害大国とも言われ、首都直下地震、南海トラフ地震といった大規模な災害が、今後30年以内に高い確率で発生することが予測されています。地震以外にも台風や水害、土砂災害が頻繁に発生し、世界的にみても自然災害が多い国です。近年は、防災への意識、関心が高まってきていますが、一方で、防災アイテムや備蓄品を揃えるという具体的な行動ができている人は、全体(関東圏、関西圏のうち)の半数に満たないという統計も出ています (※)。

    こうした状況において、災害への備えが進まない要因の一つとして、家での備蓄品の置き場所が課題になっていることが明らかになりました。本プロジェクトではこの課題に着目し、インテリアを邪魔せずに備蓄品を収納できるデザイン性と機能性を兼ね備えた製品を開発しました。

    ※参考:国土交通省「国民意識調査」(国土交通白書 2021)https://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/r02/hakusho/r03/html/n1224000.html

     

     

     

     

    Differentiation
    「IF(イフ)」は、「インテリアに馴染むデザイン」と「防災への備え」という2つの価値を持つ、これまでにないプロダクトです。リビング、キッチン、寝室、洗面所、エントランスなど、家のどこに置いても、「より壁らしく、より床らしく」空間に溶け込み邪魔にならないシンプルなボックスとしてデザインしました。また、本製品は、防災プロデューサーの永田宏和氏に監修いただき、収納する備蓄品や備蓄総量を検証し、形状やサイズ等を設計しています。

    たとえば、手軽にコンパクトに備蓄を始めたい人向けのスターターとしてはFLOOR、最低限の基本の備蓄品を揃えたい人にはWALLのMサイズ(いずれも成人1人分)というように、どのような備蓄品をどれくらいの量準備すればよいかを製品と併せて提案しています。

     

     

    Product
    プロダクトは、壁に沿って設置できるWALLと、床置きタイプのFLOORの2種で展開しています。製造メーカーである南海工業株式会社は、スチール製の消火器格納箱を生産している創業60年を超える企業です。同社の鉄加工の技術を活かした製品として、本体はスチール製、天板(蓋)部分には日本の住宅に調和しやすいオーク材を使用しています。

    本体カラーには、インテリアに馴染みやすく、あたたかみのあるWhite(オフホワイト)、Gray(ウォームグレー)を採用し、本体、天板ともに木材を用いたWood(本体内側はスチール製)も加えた3色を揃えました。

     

     

     

     

    IF Online Store
    https://if-safestock.com/

     

    CREDIT

    CLIENT